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第2回市町村議会議員特別セミナー(11/21-22)

滋賀県大津市にある全国市町村国際文化研究所(JIAM)で開催された1泊2日のセミナーに参加してきました。
今回は、
1:地方自治の動向と議会制度(京都大学大学院法学研究科 秋月健吾教授)
2:これからの議員の役割(早稲田大学大学院公共経営研究科 北川正恭教授)
3:地方財政の現状と方向性(関西学院大学経済学部 林宣嗣教授)
4:地震への備えと自治体の役割(財団法人国際高等研究所 尾池和夫所長)
以上の4講義に、北海道から沖縄まで37道府県から283名が参加ましたが、参加者は熱心に聞き入り、各議員の意欲をひしひしと感じました。
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2時限の講義は元三重県知事でもあり、マニフェスト提言で、テレビでも拝見する北川さんであり、今回どうしても受講したい講師でした。

今の議員は、好むと好まざるに関わらず「地方分権への時代変革」の中で仕事をするという認識を持って欲しいということを力説されました。
印象に残った言葉は“ドミナント・ロジック”「その場を支配する空気」「こんなもんだという思い込みのこと」である。
『制度的補完体制からの脱皮「昨日のしがらみを断ち切って、今日より少しでも良い明日を目指す」立ち位置を変えた活動をして戴きたい』という参加議員に対しての熱い想いをしっかり受け止めて、これからの議員活動に邁進したいと思いました。

3時限目の講義は、これから取り組むべき方法論と捉えて拝聴しました。
歳出削減が財政改革のように思われているがそれは方向違いであり、機能改革こそ本来の姿であるべき。
当然過去のしがらみから副作用が発生するが、それをどのように解決していくかが課題である。人口の減少が1人当たり経費を割高にするけれども、人口減少を考えない財政改革はあり得ない。いろいろな施策を実施する中で、『住民のコスト意識を強化することは必至であり、行政負担(税)のサービスコストと受益者負担(個人)のサービスコストを明確に計算することが必要である』と説かれました。
また、議会は住民のニーズを一番把握できるところあり、ニーズの多様化に対応できる施策をコスト面を明確にして反映すれば、適正な受益者負担が得られ、公平性が確保された施策を提案できるとも。

4時限目は、元京大総長の尾池先生の地震の話でした。
気象庁では1週間毎の地震の発生状況をホームペ-ジで公表しており、自分自身の地震予測ができる事を聴きました。このブログでも「注目サイト」としてリンクしましたので、参考にして下さい。
先生は、ジオパークネットワークで、
ジオ(地球)に親しみ、ジオを学ぶ旅、ジオツーリズムを楽しむ場所がジオパークです。山や川をよく見て、その成り立ち としくみに気付き、生態系や人間生活との関わりを考える場所です。足元の地面の下にある岩石から宇宙まで、数十億年の過去から未来まで、山と川と海と大気とそこに住む生物について考える、つまり地球を丸ごと考える場所、それがジオパークです。
と言っておられ、歴史を見る新しい側面を発見させて戴きました。







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by kangaeru_230 | 2011-11-24 10:54 | 活動報告
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